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料理道具についた傷や変色はその道具の毎日の記憶。
はじめて持ち主の優しい手に握られた感触、食材を刻む音、朝にはご飯の炊ける甘い香りが台所に立ち込めることも全て道具の記憶となり、持ち主に寄り添う色や形へと変わっていく。
持ち手を握る優しい手がどこか逞しさを帯びた頃、きっと道具もその手に寄り添う素敵なモノになっている。
母が祖母から受け継ぎ大切に使っている道具のように、愛着をもって千歳に使ってもらえるような丈夫な道具を私たちは思いを込めて一生懸命作りました。
新潟県燕市の職人が一つひとつ丁寧にサテン仕上げにした、白木の持ち手とつまみが優しいステンレス鍋です。
